名古屋国際女子マラソン、新星・中村、４年前の夢現実に

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選考会特有のスローペースは、３２・５キロを境に一変した。スパートをかけたのは、初マラソンの中村。３０キロからの５キロを、それまでより３０秒近く短縮するギアチェンジに、ライバルたちはなすすべなし。北京への最後の切符に手をかけたのは、高橋でも弘山でもなく、２１歳の新星だった。

兵庫県立西宮高校の出身で、チームメートでアテネ五輪７位の坂本直子は、５学年先輩に当たる。高校２年の夏、別の選手を勧誘に来た武冨豊監督の目に留まった。

「流れるような着地をする。故障しないタイプだ」。さっそく、当時の監督にささやいた。「あの選手、いいですね」。坂本も指導した萩原達吉氏（現兵庫県教委）は、その高評価に驚いたという。「だって入学したときは、同級生８人中、８番目の選手でしたから」
（ヤフートピックス）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080309-00000932-san-spo

■豆知識　名古屋国際女子マラソン
毎年3月に愛知県名古屋市を舞台に繰り広げられるマラソン大会である。

1980年に20kmロードレース大会としてスタート。その後、1984年にフルマラソン大会へと格上げされた。コースは瑞穂陸上競技場を発着地として名古屋城を周回する42.195キロメートルで争われ男子の東京やびわ湖同様に市内の名所を通る。代表的な場所はナゴヤドームや久屋大通公園そして折り返し地点となる名古屋城等が挙げられる。クライマックスではここ最近、競技場までもつれ込む事が多い事からマラソンファンからは逆転の名古屋と謳われている。

その年に五輪や世界選手権やアジア大会が行われる場合、その女子マラソンの最終代表選考会として位置づけられている。大会翌日に男女揃って代表選手が発表される。

2000年のシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子、2004年のアテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきは共にこの大会の優勝者として名が刻まれている。名古屋から3大会連続でオリンピック女子マラソン代表(1996年真木和、2000年高橋尚子、2004年土佐礼子）を輩出している。また、2000年大会以降は日本の選手が優勝しているほか、大阪と異なり、通算で3回以上優勝した選手がいない。

（ウィキペディアより）

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