春野寿美礼、有終の美声

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宝塚歌劇団花組の男役トップスター春野寿美礼（３５）＝本名・長田雅子＝が２４日、東京宝塚劇場でのサヨナラ公演「アデュー・マルセイユ」が無事終了し、退団した。この日の公演はサヨナラ公演としては史上初めて東京・大阪・名古屋の７つの映画館でライブ中継され、３６２５席が完売するなど、人気の高さをうかがわせた。

タカラジェンヌ一の歌唱力と評判だった春野は、サヨナラショーの締めで新曲「こんなにも愛されて」を披露。最後のあいさつは「入団以来、この日を目指して、ひたすら走ってきた。みなさまとの出会いという宝物を胸に新たな一歩を踏み出したい」と結んだ。今後については「何も決まっていないが、音楽には携わっていきたい」と含みを持たせた。

終演後には、劇場前に８０００人を超えるファンが見送りのため整列。愛称の「オサさ～ん、愛してます！」と声援が飛ぶ中、緑のはかま姿でパレード。最後まで涙は見せず、笑顔の卒業となった。
（ヤフートピックス）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071225-00000021-dal-ent

■豆知識　春野寿美礼
歌唱力に定評がある正統派の男役。 そのほか演技、爽やかな舞台姿にも評価が高いトップスターだった。

また、妖艶さも加わり、より一層の魅力を増した。

2001年12月から退団まで三井住友VISAカードのイメージキャラクターをつとめていた。

春野は初配属以来、組替え経験のない生粋の生え抜きトップスターだが、近年は新専科設立などで人気者の組替えがほとんど当たり前になった時代であり、春野のトップ就任時、5組のトップスターの中で生え抜きトップは彼女の他、宙組の和央ようかだけであった。（しかし宙組は1998年に誕生した組で、創設時に雪組からの組替えを経験しているうえ、トップ就任は2000年なので春野と事情は異なる）

1991年、宝塚歌劇団に入団、月組大劇場公演『ベルサイユのばら』で初舞台を踏む。同年花組に配属される。

1994年東京宝塚劇場公演『ブラック・ジャック 危険な賭け』新人公演で準主役に抜擢される。

1996年『ハウ・トゥー・サクシード』新人公演第2部で初主演。

1997年『失われた楽園』『ザッツ・レビュー』と3作品連続で、新人公演主演を務める。

1999年3月バウホール公演『冬物語』でバウホール公演初主演。

2002年東京宝塚劇場公演『琥珀色の雨にぬれて』『Cocktail』ではトップスター匠ひびき休演の為、代役として主演を務める。

同年8月匠ひびきの退団にともない、『あかねさす紫の花』（中大兄皇子／福岡・博多座公演）からトップスターに就任（入団12年目）。

劇団本拠地・宝塚大劇場でのトップ御披露目は同年10月の『エリザベート』（トート）となった。相手役の娘役トップは、『エリザベート』まで大鳥れい、2006年2月まではふづき美世を迎え、現在は桜乃彩音。

2007年8月、大阪での世界陸上の開会式に参加、君が代を歌った。

2007年12月24日、『アデュー･マルセイユ』『ラブ・シンフォニー』で退団。

（ウィキペディアより引用）

 

 

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